3DdataConstruction のテスト実行
概要
myPrestoの3DdataConstruction(CUIでsdfをmol2に変換するツール)を弊社の環境で試した際の手順資料です。
検証環境
- 検証日
2016/11/01
- OS
CentOS 6.8
コンパイル手順
下記URLのmyPrestoのWebより3DdataConstraction151110.tar.gzをダウンロードします。
http://presto.protein.osaka-u.ac.jp/myPresto4/index.php?lang=ja
端末で下記コマンドを実行し、カレントディレクトリを3DdataConstraction151110.tar.gzのファイルの場所に移動します。
cd <3DdataConstraction151110.tar.gzのあるフォルダのパス>
端末で下記コマンドを実行し、DdataConstraction151110.tar.gzのファイルを解凍します。
tar xf 3DdataConstraction151110.tar.gz
続いてコンパイルを行いますが、gccによるコンパイルを行う場合、yumのパッケージにデフォルトで含まれているgccはバージョンが古く、下記のエラーが出ることがあります。Devtoolsetのより新しいバージョンのgccを使うことでこの問題を回避できます。(DevtoolSetのgccのインストール)
Error: Old-style type declaration REAL*16 not supported at (1)
端末で下記コマンドを実行し、カレントディレクトリを3DdataConstactionのbinに移動します。
cd 3DdataConstruction151110/bin/
端末で下記コマンドを実行し、3DdataConstruction151110のフォルダ下にあるプログラムをコンパイルします。
./install.sh
テスト実行
端末で下記コマンドを実行し、カレントディレクトリを3DdataConstruction151110/MOLDB/binのフォルダに移動します。
cd ../MOLDB/bin
Note
コンパイル手順の6を実行した直後を想定しています。状況に応じてフォルダのパスを書き換えてください。
テスト実行のため、ChEMBLのsdf(ftp://ftp.ebi.ac.uk/pub/databases/chembl/ChEMBLdb/releases/chembl_01/chembl_01.sdf.gz)を解凍し、冒頭100個の化合物を下記コマンドで抽出します。
cd <chembl_01.sdf.gzをダウンロードしたフォルダ>
...CurrentDirの移動gunzip chembl_01.sdf.gz
...gz解凍head -n 5730 chembl_01.sdf > chembl_01_extract100.sdf
...冒頭100個の化合物抽出mv chembl_01_extract100.sdf <3DdataConstruction151110/MOLDB/binのフォルダ>
...sdfをbinに移動cd <3DdataConstruction151110/MOLDB/binのフォルダ>
...CurrentDirbinに移動
端末で下記コマンドを実行し、create3d.plを実行します。outputのmol2ファイルはカレントディレクトリに作成されます。
./create3d.pl -isdf chembl_01_extract100.sdf --wkdir work --source test --supplier test --idtag test --multi off