4.3. 残基編集

概要

この項ではPDBのデータのエラーなどを検出し、残基を編集する操作手順を説明します。

残基編集の機能では下記の項目の検出と編集が行えます。

残基編集のタブ

説明

AltLocの選択

Alternate location indicator(1残基に複数構造あるもの)の検出と構造の選択

主査原子欠損の補正

主鎖原子の欠損の検出と原子が欠損した残基の削除

保護基の付加

末端残基の検出と保護基の追加、分子鎖の接続

SSBOND行の追加

SSBONDの検出と追加

CYS->CYM

金属配位のCYS(システイン)の検出と加工

近接原子の補正

近接している原子の検出と補正

二面角の補正

直行している二面角の検出と補正

操作手順は下記のとおりです。

  1. [残基編集]ボタンをクリックします。

    図1:[残基編集]のクリック

    _images/ResidueEdit1.png
  2. [更新]ボタンをクリックし、対象の分子から該当する箇所を検索します。

    図2:[更新]のクリック

    _images/ResidueEdit2.png
  3. ダイアログ右のチェックボックスやボタンでデータを修正します。
    [強調表示]をチェックすると、選択箇所をシーンウィンドウで黄色くハイライトします。

    図3:チェックボックスのクリックによるデータの編集

    _images/ResidueEdit3.png

    Note

    保護基を付けた時や残基名を変更した時は編集後 [Hを生やす]を実行します。