[保護基の付加]タブでは、末端残基の検出と補正をおこなうことができます。
以下に、その手順を示します。
1.アミノ酸残基のC原子と次の残基のN原子の距離が2.0Å以上離れているものを含むPDBファイルを読み込みます。
2.[残基編集]ダイアログの[保護基の付加]タブを表示させます。
3.[更新]ボタンをクリックして末端残基を検索します。
➜ 解析結果リストに該当箇所が列挙されます。
チェインIDの初めと終わりには[状態]に“鎖末端”と表示します。チェインIDが同じであるにも関わらずTERがなく原子間距離が離れている箇所には[状態]に“!”と表示し、[接続]のチェックが入っています。
4.[強調表示]にチェックをするとシーンウィンドウ上の該当残基がハイライトされます。
5.リストの[接続]のチェックを外すとチェインの分割をおこない[状態]が“!”から“鎖末端”に変わります。[ACEで保護]/[NMEで保護]にチェックを入れるとACE、NMEを配置します。[強調表示]されている残基にACE、NMEを配置するとACE、NMEが球体で表示されます。[Hを生やす]を実行すると保護基が付加されます。